株式会社麻生株式会社麻生2017年度新卒採用

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Project Story プロジェクトストーリー

Project Story 01 実践型ノウハウを最大限に生かし現場レベルから改善 急性期総合病院の経営改善 General Hospital Management Improvement

プロジェクトのはじまり

麻生の病院コンサルティング事業は、グループの一翼を担う飯塚病院で培われたノウハウを取りこんだ実践的なものだ。全国的に定評があり、これまで数多くの経営計画策定支援、経営改善実行支援、そして新病院基本構想・計画策定支援などに応じてきた。ここで紹介するプロジェクトは、経営難が続き、このままでは数年後に倒産しかねないということで金融機関から紹介された病院の経営改善であり、対象は急性期病床400床規模のDPC病院。年間手術数も多く、地域医療の中核を担っている病院のプロジェクトである。

プロジェクトの流れ

コンサルティングは経営資料の分析から始まる。診療科・病棟ごとの売上、診療材料費の推移、人件費をはじめとする固定費の状況を把握。それを踏まえたうえで、きめ細かなヒアリングをおこなう。およそ1週間をかけてドクター、看護師、リハスタッフ、薬剤師、事務職など職員一人ひとりと面談し、数字には表れてこない課題を掘りおこしていく。コンサルティングチームは、この過程に重きを置いている。病院職員との信頼関係を築くことで、現場の実情に即した改善への道筋がつけやすくなるからだ。こうして浮き彫りになった課題がいくつもあった。まず意識の面。事務担当者の視点と医療現場の視点が大きく乖離をしていたのだ。病院経営を重視する事務担当者と、患者を重視する医療現場では方向性の違いがあり、事務側がもっと現場サイドの視点に寄り添い病院全体の経営上の話を医療現場へ伝えていく必要があった。もうひとつは、医療サービスの具体的な内容にかかわるものだ。当該病院では急性期の治療はほぼ万全だが、術後から退院するまでの急性期リハビリテーションが充分とは言えない。リハビリは退院後の生活管理にも関わってくる。コンサルティングチームでは、病院内で職種の違いを超えたワーキンググループをつくるとともにその活動をサポートする事務局を設置。また、医療の専門的な領域においては、飯塚病院のドクターを講師として招聘し、定期的な講習会を実施した。病院コンサルタントには税理士系、メーカー系、監査法人系など、様々なバックボーンをもつ企業があるが、自身で病院を経営していることは麻生の大きな武器。他院での豊富なコンサルティング実績も含め、医療現場オペレーションに対する高い理解が、コンサルティングに付加価値を与えている。

プロジェクトの成果

 

経営改善支援を行い1年で、課題となっていたリハビリ部門は実患者数2割アップに成功。年間1億円に迫る効果を生み出し収益面でも成果を得た。この経営改善がスタートし、病院の担当者から「いままではこの病院固有の方法が標準だと思っていた。他病院の情報を得たことで視野が広がり、新しい試みへの意欲が湧いた」との声がしばしば聞かれたという。現在もプロジェクトは続行中であり、さらなる支援策も提案している。コンサルティングチームの面々は「大手コンサル会社と競合しながらも麻生が選ばれるのは、病院の自社運営で培った『現場感覚』を備えた実行力があるからです。また病院を存続させるため、医療機関だけでなく金融機関や税理事務所、会計事務所など幅広いネットワークが駆使できます」と胸を張る。

Project Member

医療事業開発部 / コンサルタント 佐藤 大介

入社7年目。物理学の博士号を持ち、経営改善やコンサルティングのベースになるロジックづくりに長けているプロジェクトリーダー。近年は、チーム力を高めるため後輩育成に力を注ぐ。

医療事業開発部 古賀 桜子

入社4年目。現場経験を積みながら、段階的にステップアップしている最中。今回のプロジェクトでは、サブリーダーとして活躍した。冷静沈着な対応力を持つ次世代のリーダー候補。

医療事業開発部 齋藤 厳輝

入社5年目。医療事業開発部に異動して2年目。改善提案をまとめる前段階で、基礎づくりに必要となる分析材料を収集。基礎業務をこなしながら病院経営に欠かせないDPC分析を学んでいる。

医療事業開発部 浅田 真希

入社5年目。今回のプロジェクトでは、初期段階に行う病院サイドへのインタビューに参加し、全体を把握しながら課題を精査した。在宅医療分野を得意としている。

医療事業開発部 / コンサルタント 山口 結花

入社8年目。福祉の現場から転職した経緯があり、社会福祉士の資格を持つ。現場目線を大事にするコンサルティングを展開。プロジェクト終了後も指名で相談を依頼されるほど、社外からの信頼も厚いメンバー。

※入社年次は2018年3月現在

Project Story 01 実践型ノウハウを最大限に生かし現場レベルから改善 急性期総合病院の経営改善 General Hospital Management Improvement

  • 飯島 忠樹経営支援本部 外事・統計部 / 部長
  • 村岡 諭経営支援本部 外事・統計部 / サブマネージャー
  • 小野 孝央経営支援本部 経理財務部 / シニアマネージャー
  • 長尾 崇史経営支援本部 法務部

プロジェクトのはじまり

2012年、麻生はM&Aによって大手法令出版社を傘下に収め話題を撒いた。このような実績をもつ同社で、現在M&Aのスペシャリスト集団を率いているのが飯島である。M&A案件の紹介は引きも切らず、その数は年間約100件にも及ぶ。麻生の積極的な取り組みへの期待ゆえだが、飯島たちは案件を見極め、慎重に判定をくだす。紹介案件の9割は即座に淘汰され、精査に至るのは1割ほどだ。そこから経営陣と密接な連携をとりながら、妥当な投資価格の算定を含めたM&Aの実現可能性を検証していく。最近まで取り組んでいた案件(海外にも拠点を展開する製造業種のM&A)を例に、プロジェクトの過程を紹介しよう。

プロジェクトの流れ

飯島は全体を見渡して采配を振る。そのもとに「事業評価」「財務」「法務」のチームがあり、それぞれのエキスパートが緊密に情報交換をしながらプロジェクトを進める。まず、村岡は事業評価チームで企業価値の評価を担っている。この評価が買収価格の根拠となるのだ。「事業の過去実績から将来計画までをつぶさに把握したうえで、飯島と何度もディスカッションを繰り返します。それと併せて、当チームがプロジェクトのハブとして、全体のスケジュール進行も管理しています」と村岡は語る。小野は財務チームで、税務上の問題の調査・分析と資金調達計画の策定を担う。「公認会計士や税理士など外部の専門家とのやりとりが多くなります。M&Aにまつわる資金調達は大規模かつ複雑ですが、手応えが大きいのです」一方、法務担当の長尾は、国内・海外の法律事務所とともに対象会社の法的なリスク分析をおこない、経営陣に適切な買収スキームを提案する。「例えば、対象会社に税務上のリスクがある場合にどのように対応するかなど、経営陣が判断するための情報を整理・提案し、経営陣の判断を契約書に落とし込むところまでが私の仕事。これには事業・財務チームとの連携は欠かせません」ところが、プロジェクトは順調なプロセスをたどりつつあった矢先、重大なリスクが発見される。海外生産拠点の安定的な継承に疑問符がついたのだ。チームは、改めてスキームや企業価値評価の見直しを行い、売主と合意可能な着地点を模索し、ぎりぎりの交渉に挑んだ。飯島は語る「われわれはクロージングをめざして交渉します。ただしM&A成立そのものが目的となってはいけない。100円の価値の飴玉に500円を出せば、もちろん買える。でもそれは損。M&Aはあくまで投資です。回収までの展望を見失うと、『勝者の罠』に陥ってしまうのです」。

プロジェクトの成果

 

クロージングに至る案件は1000件に1件、それがM&Aの現実である。飯島は言う。「M&Aにはドラマチックな仕手戦があると思っている人もいるでしょうが、現実は地道な検証や丁寧な交渉を積みあげていくもの。スタンドプレイが通用するほど甘い世界ではなく、確実な実務能力を備えた人材だけが参加できる」。今回の案件は、結果的にM&Aは成立しなかったが、チームのメンバーの能力は磨かれることとなった。九州をベースとした企業で、これほど高度なスキルを持った専門チームを擁するところは希有だ。M&Aチームの面々はいまも1000分の1の挑戦を続けている。彼らの視線はM&Aのさらに先、対象事業の新たな可能性へ向けられている。

Project Member

経営支援本部 外事・統計部 / 部長 飯島 忠樹

大学卒業後、通産省での勤務でキャリアを積んだ後、有名コンサルティング企業で戦略コンサルタント業務に従事。事業評価や将来性、リスクなどを探るための方法論を熟知し、チームの指揮官として手腕を振るう。

経営支援本部 外事・統計部 / サブマネージャー 村岡 諭

銀行勤務を経て入社。不良債権問題が深刻だった時代に、銀行で融資に従事した経験が今に生きている。チーム内では各部門とのハブ的な役割を務め、銀行出身ならではの知識と手堅さで財務面まで踏み込んだ提案を行う。

経営支援本部 経理財務部 / シニアマネージャー 小野 孝央

銀行3行でキャリアを積み入社。銀行員時代にマーケットの資金運用事業に携わっていた経験から、各マーケットにおけるレベル感などを見定めることが得意。財務とマーケットの双方向から実践的な事業展開へと導く。

経営支援本部 法務部 長尾 崇史

法科大学院を卒業後、麻生に入社。法務担当としてグループ内の幅広い事業領域に携わっている。その経験を活かして、M&Aを含む様々な新規事業のプロジェクトメンバーとしても活躍中。

Project Story 01 実践型ノウハウを最大限に生かし現場レベルから改善 急性期総合病院の経営改善 General Hospital Management Improvement

プロジェクトのはじまり

麻生はかねてよりポートフォリオの健全なバランスに鑑み、「外貨建ての投資」を積極的に検討してきた。今回のプロジェクトは不動産ありきでスタートしたものではなく、外貨建ての投資にシフトするための手法のひとつとして海外不動産への投資を始動した。また、近い将来、海外でのM&Aを展開するにあたってのステップという意味合いもある。最初の舞台として選ばれたのは英国。世界の金融市場の中心であるという事情に加え、法的な条件が整っていることや不動産の市況が右肩上がりで安定的に推移している点が大きな要因であった。このプロジェクトに抜擢されたのは、社歴25年以上、不動産、財務、法務の各分野に精通したエキスパート3名。2012年のことである。

プロジェクトの流れ

このプロジェクトの目的は、30年間安定してキャッシュフローが期待できる海外不動産投資の実現だ。経験値の高い3人にとっても、海外の不動産投資は新しいチャレンジだった。最初に取り組んだのは信頼できるパートナーの選定だ。英国での不動産取引で豊富な実績がある国内の仲介業者に白羽の矢を立て、そこを糸口にして現地での不動産管理業者、会計事務所、リーガルアドバイザーとコンタクトを取っていった。もちろん、最終的な判断は自分たちでおこなう。山本はプロジェクト全体をコーディネートする立場だが、情報収集から候補にあがった物件の収益安定性と不動産価値算定も担当した。田上は法務の担当。日本国内にいる国際弁護士のサポートを得て海外の弁護士事務所と協議しながら、契約内容が麻生の意図に沿っているか、また英国の法律上、問題がないかを二重三重にチェックを加える。山本と田上は「私たちにとって現地の法律も商習慣もすべて未知数。業務を進めながら知識と感覚を養っていくしかありませんでした」と述懐する。結果として、ロンドンでホテルとマンションを併せて3件(6不動産物件)の収益案件の成約を達成。調査にも交渉にも慎重を期して臨んだだけに手間はかかったが、それは経験値を上げるためのイニシャルコストだと割りきっている。不動産投資を行う確固たる土台ができていれば、今後の海外不動産プロジェクトを円滑に運ぶことができる。大濵は資金調達を担当したが、これもプロジェクトの中で難しい課題だった。資金を現地で調達するのか、国内で調達した資金をポンド転換するのか、議論が分かれた。また、担保をどう設定するのかという摺り合わせにも苦労したという。結果として海外という新たな市場に向けて、金融機関と調整を行い、必要な資金を無事調達することができた。

プロジェクトの成果

 

今回のプロジェクトでは、現地法人を立ち上げ、不動産保有や賃貸の運営体制を築いた。充分に準備をおこなった甲斐があり、取得した3件(6不動産物件)とも想定通りの安定収益を生んでいる。現在、英国には麻生から2名の社員が駐在。情報チャネルの充実に力を尽くしており、今後の不動産事業を見越してエリアも英国からさらに拡大している。麻生ではこれを皮切りに、外貨建ての資産形成を続けていく。現在検討されているのは、アメリカ、オーストラリア、シンガポールなどでの不動産投資だ。英国での実績によって、資金調達面でも道筋がつけやすくなった。

Project Member

不動産事業部 / 部長 山本 政典

現地法人代表。麻生の社有地を活用した飯塚の街づくりに携わり、住宅地「かやの森ヒルズ」も完売目前。近年は、海外収益不動産の新たな獲得に向け、ロンドン駐在員と世界を舞台に従事している。

経営支援本部 経理財務部 / 部長  大濵 理

入社以来、経理・財務を担当。約2年間のメガバンクへの出向経験で得た銀行業務の知識を活かし、様々な案件を手掛ける財務部門の長。英国海外不動産事業では、現地法人役員として財務の責任者を務める。

経営支援本部 法務部 / 部長  田上 智徳

入社後、総務・企画を担当し、幅広いフィールドで活躍。「麻生セメント」と「ラファージュ」の合弁会社設立時には、法務に7年間従事。現在は、法務部長兼総務人事部長として全体を統括している。

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